術後の痛みに対して 薬物療法と非薬物療法の組み合わせ

2024年8月19日

術後の痛みに対して 薬物療法と非薬物療法の組み合わせ

炎症や浮腫が起きた時には薬物療法

長茎術は、時間がたてば体内に吸収される医療用の糸で皮膚と恥骨を縫い付けて固定し埋もれている陰茎を引き出すやり方です。この長茎術のメリットは、これまでは手術で切り取って長くするのが一般だったため術後において痛みに悩む時間が長くなります。その点長茎術は医療用の糸で固定するだけなので、術後の回復が早く日常生活に戻りやすいです。そのため最短かつ費用を抑えたい人で利用者が多いやり方ですが、一点だけ注意しなければならないのが術後の痛みです。医療用の糸で固定する際に、場所によっては軽い炎症や浮腫によって痛いと感じることがあります。これらの炎症や浮腫を放置すると別のリスクを起こす可能性があるため、確認が取れた段階で薬物治療を行います。薬物治療は痛みを緩和する麻酔薬と一緒に、雑菌の繁殖と炎症を抑える抗菌薬を投薬するという形です。この薬物治療を繰り返して炎症もしくは浮腫が落ち着いてきたら、患部の状態を見たうえで少しずつ投薬をやめていき元の状態にします。

刺激だけがつらい時には非薬物療法

長茎術を行った後に、炎症や浮腫といった症状が起きていないのに痛いと感じることがあります。その原因として挙げられるのが、患部にある神経の直接的な刺激です。これまで隠れていた状態がいきなり表に出すので、本来触れていなかった部分が空気や衣服に触れることで痛みがでることがあります。神経に影響が出ていることで起きているため、少し動いただけでも刺激がされることで動きづらくなるのです。その場合には医師に相談をすることで、患部への塗り薬や飲み薬などの痛み止めを処方されます。痛み止めを利用することで神経への刺激が抑えられますが、多くの医療機関では処方する量が前もって決められているのです。その理由として痛み止めは、脳が効能に慣れてしまうと効果が薄れるという欠点があります。さらに脳内物質を抑える痛み止めは、服用し続けると薬物中毒を起こすリスクがあるからです。そのため一定量飲んでも治らない場合には、病院側は患者に対してリハビリをする非薬物療法を行います。マッサージなどで痛い状態に慣らすことによって、薬を使わずに日常生活に戻します。

まとめ

体内に吸収される医療用の糸で皮膚と恥骨を縫い付けて固定し埋もれている陰茎を引き出す長茎術は、術後の回復期間が短いため日常生活に戻りやすいことから利用者が増えているやり方です。ただ長茎術の術後に痛いと感じることもあり、それが炎症や浮腫が理由だった場合にはしっかりと薬物療法で様子を見ます。長茎術のよる痛いという感覚が刺激だけが原因だった場合には一定期間だけ薬物療法をしたのちに、投薬をやめて慣れることを目的にした非薬物療法で長茎術の不快感をなくすというのが流れです。